いざ中之郷竹町へ その3
中之郷竹町に入り込む。
豊之助が初めてオンボロ道場を訪ねる場面を
少し引用する。
近所の自身番の大家が言うには道場は表通りではなく、路地の奥とのこと。
「路地に並んでいるのは小さなしもた屋である。古い家が隙間なくひしめていた。どれも借家だと聞いている。その袋小路のどん詰まりにやや大きめな建物があった。古材木を集めて建てた粗末な代物だ。ただ、屋根だけは他の家よりも高かった。〜どう見てもやや大きめのボロ屋である。強く踏み込めば床が抜け、突き飛ばされた門弟は壁を破ってしまうだろう」
豊之助の気持ちになりウロウロ。
一歩はいると住宅街でひっそり。
典型的な下町風景。
頭の中でオンボロ道場を、どこに設定するか考えてみるものの難しい。
どうしても現実の東京下町風景に
心を奪われてしまう。
例えば、これ。
川沿いのにある人家のシャッターが
一部開いていた。
中を見ると、こんな感じ。庭替わり?
最初の三差路の手前に、こんな人家。
住むのは大変だろうが、眺める分には
味わい深い。
あるいは、こんなのもあった。
いずれもワークショップのような事をやっているらしいが、
この日は2か所ともひっそりとしていた。
結局、いわゆる中之郷竹町界隈の雰囲気を少しでも味わう、
という訳にはいかなかった!
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